
雲仙普賢岳の噴火災害から30年。相次ぐ火砕流や土石流、降灰など住民は長期にわたり困難な生活を強いられました。噴火でかけがえのない人命が失われ、住居や畑など大切なものが失われながらも、住民や行政など地域が一体となって大自然と闘い続けました。この特設ページでは当時の体験者に噴火を振り返るインタビューを実施しその映像を紹介します。災害から30年を経て、地域にも災害を知らない世代が多くなってきています。その教訓を後世に伝えるため、また、昨今様々な自然災害が相次いでおこる中、災害を自分のこととして身近に感じ、普段からの備えにつながるきっかけになればと今回特設サイトを新設しました。
全国がまだすドーム巡回展
「1991 雲仙普賢岳噴火災害を振り返る」

長崎県島原半島で起こった雲仙普賢岳噴火災害から今年 で30年を迎えます。災害の風化が進む中、あらためて県外の多くの方々にその災害を知っていただく機会を 設けることを目的に、令和 3年度から令和 4年度に巡回展を開催します。雲仙普賢岳噴火災害の状況、噴火活動、支援活動の過程を、実際に被災した資料やパネルとともに紹介します。
2021被災地をつなぐメッセージリレー

全国の被災地の人々の絆や防災・減災の輪を広げることを目的に、語り部や教育普及の活動に取り組む方々のメッセージリレーを制作しました。
●協力団体・個人(敬称略、順不同):【映像または写真提供等】
阪神・淡路大震災記念人と防災未来センター、洞爺湖有珠山ジオパーク推進協議会、東峰村災害伝承館、NPO法人岡山マインド「こころ」、一般社団法人厚真町観光協会、御嶽山火山マイスター、公益社団法人中越防災安全推進機構、熊本地震震災ミュージアム(熊本県)、東日本大震災津波伝承館、気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館、小川さゆり
V・ファーレン長崎との共同事業

今年で雲仙普賢岳噴火災害から30年を迎えます。噴火災害の経験の記憶が薄れ、経験を語り継いでいく人が少なくなっています。この防災シンポジウムは、地元で防災教育に関わる専門家や地震や津波など、他の自然災害で伝承活動を行っている方々の課題を交え、若い世代に教訓を伝えることや語り継ぎを増やす取組について考える機会としました。
パネリスト
- 磐梯山噴火記念館 館長 佐藤 公氏
- 北淡震災記念公園 総支配人 米山 正幸氏
- 株式会社8kurasu 菊池 のどか氏
- 雲仙岳災害記念館 調査研究室長 長井 大輔
コーディネーター
- 雲仙岳災害記念館ボランティア 松下 英爾